2009年9月22日火曜日

20091114_15@獨協大学

Beyond Tourism: Performing Memory, Place and Identity
第21回獨協インターナショナル・フォーラム
「ツーリズムの先へ」


■開催趣旨

 今年、第21回目を迎える獨協インターナショナル・フォーラムは、外国語学部交流文化学科の開設を記念して「ツーリズムの先へ」をテーマとして選びました。これまでツーリズム研究では、地域開発や観光事業の拡大による経済波及効果が主要な分析対象とされてきました。しかし、国や地域、あるいは民族に固有のものと考えられていた文化が、人々や情報の移動と共に混淆、変容することが常態化した現在、世界のかたちは大きく変わろうとしています。ツーリズム研究は従来の範疇を超えた諸問題への対応を迫られており、文化人類学、地理学、社会学、パフォーマンス研究等の視点から、学際的な議論が望まれています。

 フォーラム初日の11月14日(土曜日)は、「総合旅行産業から交流文化産業へと進化する」JTBグループを統括する株式会社ジェー・ティー・ビー代表取締役社長、田川博己氏による特別講演を開催し、翌11月15日(日曜日)には、ニューヨーク大学教授で民俗学者のバーバラ・キルシェンブラット‐ギンブレット氏、カリフォルニア大学名誉教授で社会学者のディーン・マッカネル氏による基調講演と、国内外の研究者による二部構成のシンポジウムによって、「ツーリズムの先」に拡がる諸問題を、「パフォームする記憶・場所・アイデンティティ」の視点から討議します。
(コーディネーター)獨協大学 高橋雄一郎


■日程

□2009年11月14日(土曜日) 獨協大学 天野貞祐記念館大講堂

・14:30-14:45 開会式

・14:45-16:00 特別講演
(株)ジェイティービー 代表取締役社長 田川博已氏
「交流文化を創造する旅行業へ」

・16:00-16:30 アフタヌーン・ティー(協力:草加市国際交流協会)


□2009年11月15日(日曜日) 獨協大学 35周年記念館小講堂

・10:00-12:10 セッションI 
中西裕二氏(立教大学/民俗学)
「本物の魔力―日本の寺社観光における歴史的言説の諸問題―」

Michael Peterson氏(ウィスコンシン大学マディソン校/演劇学)
「ラス・ヴェガスと世界の果て」

北野収氏(獨協大学/農村社会学・地域計画論)
「『農村』であることの保全とは? ―グローバル化された都市的世界のなかのグリーンツーリズム」

須永和博氏(獨協大学/観光人類学) 
「先住民運動としてのエコツーリズム─タイ北部山地民カレンの戦略的な自己表象」                     

・13:10-14:45 セッションII
Laurie Beth Clark氏(ウィスコンシン大学/表象文化論)
「いつも既に再び―トラウマ・ツーリズムと記憶文化の政治学」

Karen Till氏(ヴァージニア工科大学/文化地理学)
「暫定空間の記憶芸術―ベルリン、ケープタウン、ボゴタに見る場所に根差した芸術実践」

高橋雄一郎氏(獨協大学/ツーリズム研究・パフォーマンス研究)
「沖縄修学旅行と平和学習」

・15:10-16:25 基調講演 I
Dean MacCannell氏(カリフォルニア大学ディヴィス校/社会学)
「悲惨な記憶‐ツーリズムによる、悲しみ、惨事、歴史の誤ち、悪の表象」

ディスカッサント:安村克己氏(奈良県立大学/観光社会学)

・16:35~17:50 基調講演 II
Barbara Kirshenblatt-Gimblett氏(ニューヨーク大学/民俗学・パフォーマンス研究)
「新たな旅程‐ポスト・共産主義のポーランドにおけるユダヤ人歴史博物館の成り立ち」

ディスカッサント:川口幸也氏(国立民族博物館/アフリカ同時代美術・展示表象の研究)


※終了後、ロビーに簡単な飲み物を用意します。しばし、参加者との歓談の時間をお持ち下さい。

※問い合わせ先: ytakahas@dokkyo.ac.jp

2009年9月18日金曜日

20091010@國學院大學 渋谷キャンパス

「宗教と社会」学会プロジェクト 「宗教とツーリズム」第7回研究会


・日時
2009年10月10日(土)13時~17時30分


・場所
國學院大學 渋谷キャンパス 学術メディアセンター棟 5階 会議室06
http://www.kokugakuin.ac.jp/guide/access.html

※会場が「筑波大学東京キャンパス」から「國學院大學渋谷キャンパス」に変更になりました。


・発表題目/発表者

1. 「歴史の記憶と聖性と世俗性の相克(1965-1991):ソロフキ、キジー、ヴァラームの比較研究」
高橋沙奈美氏(北海道大学スラブ研究センター)

2. 「負の文化遺産とツーリズム:『アウシュヴィッツ』は誰のものか」
加藤久子氏(日本学術振興会特別研究員PD)


※その他
・研究会終了後、近くで懇親会を予定
・問い合わせ先:religio.tourismo@gmail.com

2009年9月9日水曜日

20091011@立教大学新座キャンパス

日本観光研究学会 研究分科会
「地域と観光の相互作用における表象・空間・経験の現代的位相」
2009年度 第2回研究報告会


□ 日時
2009年10月11日(日) 14:00 ~ 17:00

□ 場所
立教大学 新座キャンパス 2号館4階 N241教室
アクセス
http://www.rikkyo.ac.jp/access/pmap/niiza.html
キャンパスマップ
http://www.rikkyo.ac.jp/access/niiza/campus.html


■ 報告題目
「『近代日本の国際リゾート――1930年代の国際観光ホテルを中心に』から見えてくるもの」

■ 報告者
砂本 文彦 氏 (広島国際大学)

■ 報告概要
1930年代に鉄道省国際観光局は「外国から観光客を呼び込め」と国際リゾート地を選定し、国際観光ホテルを官民一体となって次々と建設した。上高地・雲仙・志賀高原・阿蘇・唐津・琵琶湖・富士・日光などでの計画から建設・運営までの状況を解説するとともに、国際リゾート地開発までの政策立案の過程、政策方針、実施の歴史的展開の可能性と限界について報告する。

※砂本氏の著書『近代日本の国際リゾート』については以下を参照のこと。
http://www.seikyusha.co.jp/books/ISBN978-4-7872-2031-8.html

■ コメント
大橋 健一 氏 (立教大学)


□ その他
・興味のある方は、どなたでも参加できます(事前申し込み不要/参加無料)。
・研究報告会の後に、懇親会(有料)の開催を予定しています。
・問い合わせ先:千住 一 senju@mtd.biglobe.ne.jp

以上

2009年9月2日水曜日

20091010@【【【会場が変更になりました】】】

「宗教と社会」学会プロジェクト 「宗教とツーリズム」第7回研究会

・日時
2009年10月10日(土)13時~17時30分

※会場が「筑波大学東京キャンパス」から「國學院大學渋谷キャンパス」に変更になりました。詳細については

http://tourism-studies-information.blogspot.com/2009/09/20091010_18.html

をご覧下さい。


・発表題目/発表者

1. 「歴史の記憶と聖性と世俗性の相克(1965-1991):ソロフキ、キジー、ヴァラームの比較研究」
高橋沙奈美氏(北海道大学スラブ研究センター)

2. 「負の文化遺産とツーリズム:『アウシュヴィッツ』は誰のものか」
加藤久子氏(日本学術振興会特別研究員PD)