2010年11月2日火曜日

20110122@奈良県立大学

遠藤英樹・堀野正人編集『観光社会学のアクチュアリティ』
出版記念シンポジウム


■ 日にち
2011年1月22日(土) 14:00 - 18:00


■ 場所
奈良県立大学 1号館2階 201教室
http://www.narapu.ac.jp/access.html
http://www.narapu.ac.jp/equip.html


■ プログラム

司会:鈴木 涼太郎 (相模女子大学)

14:00 - 14:15
出版に関する趣旨説明
遠藤 英樹 (編者・奈良県立大学)

14:15 - 15:00
書評
山中 弘 (筑波大学大学院)

15:00 - 15:15
休憩

15:15 - 18:00
パネルディスカッション
遠藤 英樹
山中 弘
堀野 正人 (編者・奈良県立大学)
須藤 廣 (北九州市立大学)


■ 備考
参加無料・事前申し込み不要
PDF版のプログラムはこちら


■ 主催
日本観光研究学会 研究分科会
「地域と観光の相互作用における表象・空間・経験の現代的位相」
http://www5b.biglobe.ne.jp/~senjucl/representation_space_experience/index.html


■ 問い合わせ・連絡先
千住 一
senju@mtd.biglobe.ne.jp


■ 参考url
http://www.koyoshobo.co.jp/backnumber/detail.php?isbn=2187-7
http://webcatplus-equal.nii.ac.jp/webcatplus/details/book/21041043.html

2010年10月4日月曜日

20101023@國學院大學

「宗教と社会」学会プロジェクト「宗教とツーリズム」研究会
http://d.hatena.ne.jp/religiontourism/

皆様

秋涼のみぎり、ますますご清栄のこととお喜び申し上げます。
お陰様で本研究会もいよいよ10回目となります。
今回は、スペインとハワイという海外をフィールドにされるお二人にお願いすることとなりました。
ご出席のほど、何卒、よろしくお願い申し上げます。

【日時】
10月23日(土)13時30分~18時

【場所】
國學院大學渋谷キャンパス学術メディアセンター棟5階・会議室06
(交通アクセス) http://www.kokugakuin.ac.jp/guide/access.html

【発表題目・発表者】
1.言語の手前 信念の向こう
―カミーノ・デ・サンティアゴにおける身体のマテリアリティと『権力の諸関係』に関する試論―
土井 清美 氏(東京大学大学院総合文化研究科超域文化科学専攻博士課程)

2.日本人と「癒し」のハワイ
―ポストモダンのスピリチュアリティについての事例研究として―
竹村 初美 氏(中央大学・多摩大学 非常勤講師)


研究会終了後、「渋谷駅」周辺にて懇親会を予定しております。
お時間の許す方は、是非、ご参加頂けますようお願い申し上げます。


※事前申込みは不要です。当日会場にお越しください。
問い合わせ先: religio.tourismo@gmail.com

2010年9月13日月曜日

20100928@奈良県立大学

「観光と社会・文化の研究会」第15回研究発表会のお知らせ

ご無沙汰をしております。観光と社会・文化の研究会です。
記録的な猛暑が続きますが、いかがお過ごしでしょうか。
さて、以下のように研究会を開催いたしますので、ご案内申し上げます。
事前の申し込みは不要です。久しぶりの開催ですが、皆様のご参加をお待ちしております。

・日時
2010年9月28日(火) 14:00~16:00

・場所
奈良県立大学3号館1階会議室(近鉄奈良駅下車徒歩12分、JR奈良駅下車徒歩10分)

・発表者
中村香子(京都大学大学院アジア・アフリカ地域研究科研究員)

・論題
「マサイの戦士」の観光経験

・要旨
 天然資源にとぼしいケニア共和国では、観光業が国家経済を大きく支えている。
そして、広大なサバンナと豊かな野生動物、美しい海岸などの「大自然」となら
ぶ看板商品となっているのは「伝統的なアフリカの民族」として世界的に有名な
「マサイ」をめぐる民族文化観光である。特に、赤い布と派手なビーズ装飾品を
身にまとい、槍をもって高くジャンプする「マサイの戦士」たちは、エキゾチッ
クなものを求める外国人観光客を魅惑してやまない。ケニアにおいて「マサイ」
として観光業についている人びとは、実際にはマーサイ(Maasai)だけではなく、
サンブルやトゥルカナなど、ケニアの北部の乾燥地域で牧畜をいとなんできたさ
まざまな民族を含んでいる。本発表では、「マサイの戦士」として観光客にビー
ズの装身具を販売したり、民族ダンスのショーに出演するサンブルの未婚の青年
たちの経験に焦点を当てる。

 民族文化観光に関する従来の人類学的な研究では、カネをもち「見たいものだ
けを見る」観光客と、それを受け入れるしかない地元民のあいだには、権力の不
均衡が存在することが「観光のまなざし論」(Urry 1990)などによって指摘さ
れてきた。これに対して「文化の客体化論」(太田 1993)は、観光客の「まな
ざし」を意識して地元民がおこなう「演出」を自己の文化に対する誇りを構築す
る「主体的で創造的な営み」としてとらえ、権力構造を中和する可能性を指摘し
て注目された。さらに、ブルーナー(Bruner 2005)は、観光を境界域にある即
興演劇場と捉え、観光客と地元民の役割は所与のものではなく、両者のインタラ
クションをとおして生成され、意味づけられるとした。

 本発表では、サンブルの人びとと観光客とのあいだに観察された実際のインタラ
クションの事例を分析することをとおして、両者の役割がいかに生成され、意味
づけられているかについて考えてみたい。また、観光客とのインタラクションの
経験は地元民であるサンブルの人びとの文化的アイデンティティにいかに関与し
ているのだろうか。近年のサンブルの文化的実践(儀礼の執り行い方、装身具の
身に付け方など)におけるさまざまな変容、政治・経済学的な変容を併せて紹介
しながら考察する。なお、本発表には長年にわたり発表者の調査助手をつとめて
いるサンブルのレングリシアイ氏も同席予定である。

※研究発表会終了後、近鉄奈良駅付近で17時頃から2時間ほど、発表者を囲んで
懇親会を予定しています。こちらも事前の申し込みは不要ですので、どうぞお気
軽にご参加ください。

※事務局のメールアドレスを変更しました。ご連絡はこちらにお願いいたします。
kankou-shabunken@hotmail.co.jp

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観光と社会・文化の研究会
/事務局連絡先
630-8258 奈良市船橋町10
奈良県立大学内 堀野研究室気付
e-mail : kankou-shabunken@hotmail.co.jp
--------------------------------------------------

2010年6月4日金曜日

20100616@神戸大学

神戸人類学研究会(旧社会人類学研究会)2010年度第三回研究会

下記のとおり開催します。
事前の予約は不要ですので、皆様、ふるってご参加下さい。

なお、当研究会は、神戸大学大学院国際文化学研究科の文化人類学コースとアジア・太平洋コースの合同で開催しています。今後ともよろしくお願い申し上げます。

◎当研究会のホームページアドレス
http://web.cla.kobe-u.ac.jp/group/kobe-anthro/


日時:2010年6月16日(水曜日)17時~19時(予定)

場所:神戸大学 国際文化学研究科 E棟 4F学術交流ルーム

※徒歩:阪急「六甲」駅から約15~20分
バス:阪神「御影」駅、JR「六甲道」駅、阪急「六甲」駅より
神戸市バス16系統六甲ケーブル下行き乗車「神大国際文化学部前」下車

※アクセスマップ
http://www.kobe-u.ac.jp/info/access/rokko/kokusaibunka.htm#themap


報告者:窪田 幸子(神戸大学国際文化学部・教授)

タイトル:アボリジニ・アーティストの誕生

要旨:オーストラリアの先住民であるアボリジニの社会的経験は、20世紀に大きく変転した。1788年に始まったイギリスによる入植以来、アボリジニは社会の周縁部におかれ、その権利は、長く省みられることはなった。それが1960年代から、しだいに平等な扱いに変化し、オーストラリアの国民として措置がとられるようになってゆく。そのようなアボリジニのオーストラリア国家における位置の変化は、彼らの製作する美術工芸品についての評価と扱いの変化に象徴されているといえる。
 20世紀のはじめに、入植者たちによって「工芸品」として見出された彼らの絵画は、1960年代から1970年代に始まる政府の介入により、みやげ物として流通市場に乗ることになった。1980年代になると、オーストラリアが新しいアイデンティティを模索する中で、しだいに美術として、国家的アイデンティティの一部としてあつかわれるようになってゆく。そしてさらに、1990年代、アボリジニの作品は国際的な注目をあびるようになり、その値段は高騰し、一部のアボリジニは、国際的なアーティストとなった。つまり、アボリジニの絵画は、20世紀後半に大きく変転し、グローバル化したのだといえるだろう。しかし、実際にはアボリジニの絵画をめぐってどのようなことが起きてきたのであろうか。誰が、変化を推進したのであり、アボリジニはそれにどのように対応したのであろうか。

以上

2010年6月3日木曜日

20100619@日本大学三崎町キャンパス

1.第198回 月例研究会のお知らせ

 第198回の月例研究会では、白山映子さんが、明治初期に来日したレディ・トラベラー、マリアンヌ・ノースの回想録 Recollections of a Happy Life や彼女が描いた油絵に記録された当時の日本社会の姿と、レディ・トラベラーを生んだヴィクトリア朝の女性のあり方などを考察した成果を報告します。これまでまったく取り上げられてこなかったテーマですので、大変興味深い報告になると思います。

 メディア史研究会はまったく自由な研究会ですので、会員以外の方でも、もし報告内容にご関心があれば、どうぞ気楽にご参加下さい。

【第198回月例研究会】
主 題:「Marianne North の見た日本-回想録 Recollections of a Happy Life を素材として-」
発表者:白山映子(東京大学大学院教育学研究科学校教育高度化専攻博士課程)
日 時:2010年6月19日(土)14:00~
会 場:日本大学三崎町キャンパス 法学部6号館1階 第6会議室
    (6号館入口を入ってすぐ左手の会議室)

*HPの地図 http://www.law.nihon-u.ac.jp/access/index.html
 JR総武線・中央線「水道橋」駅下車 徒歩3~4分
 都営地下鉄三田線「水道橋」駅下車 徒歩3~4分
 都営地下鉄新宿線・三田線、東京メトロ半蔵門線「神保町」駅下車 徒歩5分

[報告の概要]
 明治初期に来日したレディ・トラベラーとしてはイザベラ・バードの知名度が高い。バードについては、Unbeaten Track in Japan をはじめとして翻訳及び研究書は蓄積されている。しかし、同時期に来日し見聞録を残しているマリアンヌ・ノースに関しては、井野瀬久美惠による『女たちの大英帝国』(講談社現代新書)及び『興亡の世界史』(第16巻、講談社)での指摘を除いては、管見の限りでは日本において系統的な研究はなされてこなかった。日本滞在中の記録や絵画などを素材として、ノースが目の当たりにした日本の姿、日本との関わりを考察することにしたい。マリアンヌ・ノースは、19世紀イギリス文化の重要な美術家のひとりとして100年以上にわたって高い評価を得てきた。ノースの回想録 Recollections of a Happy Life、Some Further Recollections of a Happy Life には彼女の生涯と旅先の記録が綴られている。ノースはイザベラ・バードと同様に、訪れた地域の建物、風景、とりわけ植物を油絵に託した。絵と自伝のどちらが欠けてもノース人生を語ることはできないと思われる。レディ・トラベラーを生んだ社会、ヴィクトリア朝の女性のあり方、理想像、チャールズ・ダーウィン、プラント・ハンターなどとの関連を含め、描いた絵についての考察も行いたい。

2010年4月8日木曜日

20100626@国立民族学博物館&20100623@国際文化会館

国際研究フォーラム 国立民族学博物館機関研究「マテリアリティの人間学」
主催:国立民族学博物館 国際文化会館

・日時
2010年6月26日(土)14:00~16:15

・場所
国立民族学博物館講堂

・その他
定員450名、申し込み先着順、無料

・使用言語
英語/日本語(同時通訳付き)

・講演
ジェイムズ・クリフォード(カリフォルニア大学サンタクルーズ校特任教授)
「文化遺産の返還とその後-アラスカ州コディアク島の仮面の返還をめぐって-」

・挨拶
須藤健一(国立民族学博物館長)

・司会
吉田憲司(国立民族学博物館文化資源センター教授)

・パネリスト
岸上伸啓(国立民族学博物館先端人類科学研究部教授)
太田好信(九州大学大学院比較社会文化研究院教授)

・プログラム
14:00-14:10 挨拶:須藤健一(国立民族学博物館長)
講師紹介
14:10-15:10 講演:ジェイムズ・クリフォード
15:10-15:20 休憩(質問用紙の回収)
15:20-16:15 パネル・ディススカッション

・レセプション
17:00-18:30 みんぱくレストラン
定員100名、申し込み先着順、会費:5000円

・申し込み方法
お名前、ご所属、連絡先(e-mail/Tel/Fax)、レセプション参加の有無を明記し、下記のいずれかの方法でお申し込みください。

E-mail: clifford.min@idc.minpaku.ac.jp
℡:06-6878-8235(国際協力係、International Corporation Unit)
Fax:06-6878-8479

ジェイムズ・クリフォード:
人類学の領域で自明とされてきたさまざまな概念や方法論を疑問視してきた文化批評家であり、「ポスト・モダン」の旗手として世界的に知られている。ハーバード大学にて博士号(Ph.D.)を取得(歴史学)し、1978年よりカリフォルニア大学サンタクルーズ校「意識の歴史プログラム(History of Consciousness)」における学際プログラムにて教鞭をとる。主著に『人類学の周縁から』 (2004)、『文化の窮状:二十世紀の民族誌、文学、芸術』(2003)、『ルーツ:20世紀後期の旅と翻訳』 (2002)、『文化を書く』(ジョージ・マーカス共編、1996)など。数多くの著書が外国語に翻訳され、芸術や文化研究などの幅広い分野で多大な知的影響を及ぼしている。


<関連企画>
アイハウス・アカデミー/牛場記念フェローシップ公開講演
講師:ジェイムズ・クリフォード James Clifford

複数の伝統的未来:グローバル化時代における先住民運動の新たな展開と歴史叙述をめぐる問い
Traditional Futures: New Indigenous Politics and the Question of Global History

・司会
太田好信(九州大学大学院比較社会文化研究院教授)

・日時
2010年6月23日(水)19:00 ~20:30

・場所
国際文化会館 岩崎小彌太記念ホール

・会費
1,000円(学生:500円、国際文化会館会員:無料)

・用語
英語/日本語(同時通訳付き)

・お問い合わせ
財団法人 国際文化会館 企画部
〒106-0032 東京都港区六本木5-11-16 
Tel: 03-3470-3211
Fax: 03-3470-3170
E-mail: program@i-house.or.jp
http://www.i-house.or.jp/jp

2010年4月2日金曜日

20100523@國學院大學渋谷キャンパス

「宗教と社会」学会プロジェクト「宗教とツーリズム」第9回研究会

【日時】
2010年5月23日(日) 13:00~17:30

【場所】
國學院大學渋谷キャンパス学術メディアセンター棟5階会議室06
http://www.kokugakuin.ac.jp/guide/access.html

【発表題目・発表者】
1. イスラームとツーリズムをめぐる動向と革新
安田 慎氏(京都大学大学院アジア・アフリカ地域研究研究科)

2. 軍政期日本統治下南洋群島における内地観光団と宗教関連施設
千住 一氏(立教大学 兼任講師)

なお研究会終了後、渋谷駅前にて懇親会を予定しております。
お時間の許す方は、ぜひご参加下さい。

連絡先
岡本 okamoto79@gmail.com

2010年3月8日月曜日

20100313@大阪大学

トランスナショナル時代における地中海と「境界」:人類学の視点から

・日時
2010年3月13日(土)13:30~17:30

・場所
大阪大学大学院人間科学研究科東館106教室
事前申し込み不要、使用言語:英語

・主催
大阪大学GCOEプログラム「コンフリクトの人文学国際教育研究拠点」

http://gcoe.hus.osaka-u.ac.jp/100313intlsympo2.pdf


・発表者(発表順)
鷹木恵子(桜美林大学)
「イスラームのエキュメニズムとトランスナショナルな動向:アラーウィー教団の平和構築ストラテジー」

A.リチャード・ノートン(ボストン大学)
「バーレーンにおける儀礼、アイデンティティ、トランスナショナリティ」

石原美奈子(南山大学)
「聖地において超えられる民族・宗教の境界:ファラカサ・コネクション」

藤原久仁子(大阪大学)
「トランスローカリティと聖性認識:オーストラリアにおけるマルタ写し霊場の展開から」

竹中宏子(早稲田大学)
「Hospitalerosの人類学:トランスナショナルな巡礼において構築されるホスピタリティ」

安田慎(京都大学)
「観光化による歴史の構築:シリア・シーア派参詣の変容」

出口雅敏(早稲田大学)
「国境と海を越えるフランスの民族学博物館:『民間伝承芸術博物館』から『ヨーロッパ・地中海文明博物館』へ 」


・シンポジウムの趣旨
トランスナショナリティ研究においてはこれまで、移民のアイデンティティや彼らが形成するトランス・ナショナルなネットワークに焦点が当てられてきました。これに対し本シンポジウムでは、そのような人々で構成されるトランスナショナル/ローカルな場の流動性に照準を移し、アイデンティティや帰属意識が生じる場について問い直すことを試みます。複数の「境界」が溶解する場における他者とのつながりのあり方や、コンフリクトの発生が前提として議論されがちなトランスナショナル/ローカルな場における人々の協働や状況転換のあり方、再編のプロセスについて、皆さまと幅広く議論したいと考えます。