2008年8月31日日曜日

20080913@ウイングス京都

現代風俗研究会 2008年第5回例会

第5回例会のテーマ:お祭り観光

 かつて、柳田國男は、神様を祭ること(祭祀)が、庶民の祭り(祭礼)に成長する際、見物人の存在が重要だと説いた。そして、祭礼の醍醐味は、神事ではなく、人々に見せるための風流(ふりゅう、付け祭り)だと言った。そんな、大御所の薀蓄など、どうでも良い。多くの祭りやイベントは、やって楽しい、見て楽しい。神様が登場しない現代の祭りだって、十分、楽しい。夏から秋に開催される、国内の観光ツアーに、お祭り見物(一部、体験を含む)が組み込まれている。お祭りを梯子するツアーも多い。イベント化した大規模な祭りの日程は、開催地が近い場合、上手い具合に、微妙にズレながら連続する。東北三大(四大)祭、四国の祭り…。お祭りを観光の目玉にする取り組みには、地元の人々だけでなく、観光庁を新設する政府や各自治体も熱心である。

 今回は、現代のお祭り事情に詳しい文化人類学者が、話題を提供して下さいます。例会を「お祭り」の雰囲気にすべく、皆様、お召し物ほか一工夫してお運び下さい。(内田)

日時:2008年9月13日(土)14~17時

報告:阿南 透さん(江戸川大学・教授)

コメント:濱千代早由美さん(皇學館大学・講師)

関連本紹介:塩島あゆ子さん(奈良女子大・学生)

場所:ウイングス京都
(地下鉄「御池」「四条」から徒歩7分、電話075-212-1411)

お問い合わせ:内田忠賢(奈良女子大学・教授)tuchida@cc.nara-wu.ac.jp

2008年8月11日月曜日

20080828@立教大学池袋キャンパス

日本観光研究学会 研究分科会
「地域と観光の相互作用における表象・空間・経験の現代的位相」
2008年度 第1回研究報告会

□ 日時
2008年8月28日(木) 13:00 ~ 18:00

□ 場所
立教大学 池袋キャンパス 7号館3階 7302教室
http://univ.rikkyo.ac.jp/access/pmap/ikebukuro.html
http://univ.rikkyo.ac.jp/access/ikebukuro/campus.html

■ 趣旨説明 (13:00 ~ 13:15)
鈴木 涼太郎 (研究分担者・相模女子大学)

■ 基調報告 (13:15 ~ 14:00)
「観光化する社会とアイデンティティ」
須藤 廣 (研究代表者・北九州市立大学)

■ 報告Ⅰ (14:10 ~ 15:40)
「観光商品の生産・消費過程の民族誌的分析にむけて
――日本人による東・東南アジア観光を事例として」
田中 孝枝 (東京大学大学院 大学院生)

■ 報告Ⅱ (15:50 ~ 17:20)
「日本都市における社交/交流空間と近代都市計画
――ある技師が目指した理念とその挫折を通じて」
西成 典久 (立教大学)

■ 今後の分科会活動について (18:00終了予定)

□ その他
・当日の進行状況により、各報告の開始時間が多少前後する場合があります。
・興味のある方は、どなたでも参加できます(事前申し込み不要/参加無料)。
・研究報告会の後に、懇親会(有料)の開催を予定しています。
・問い合わせ先:千住 一 senju@mtd.biglobe.ne.jp