2012年3月12日月曜日

20120329@奈良県立大学

奈良県立大学・国立インドネシア教育大学「観光国際共同セミナー」開催のお知らせ

このたび、奈良県立大学地域創造学部(観光学科)と国立インドネシア教育大学社会科学教育学部(観光マーケティング・マネジメント計画学科)が、「地方食文化を生かした観光産業振興と地域」をテーマに、観光国際共同セミナーを開催することとなりました。セミナーの概要は以下のとおりです。興味のある方は奮ってご参加下さい。

■ 日時
2012年3月29日(木) 13:00~16:45

■ 場所
奈良県立大学 3号館2皆ホール
http://www.narapu.ac.jp/access.html
http://www.narapu.ac.jp/equip.html

■ 参加条件
一般参加自由、参加費無料、事前申し込み不要

■ 言語
日本語通訳有り

■ プログラム
13:00
開会

13:00-13:15
両者挨拶、主旨説明

研究発表:第1部
13:15-13:45
「インドネシアにおける文化観光による観光開発」
アグス・スドノ (国立インドネシア教育大学 ケイタリング産業経営講座長)

13:45-14:15
「食品を観光資源とするバスツアー -北海道におけるアルコール類試飲ツアーを事例として-」
小松原 尚 (奈良県立大学 地域創造学部 教授)

14:15-14:45
「西ジャワの経済に対する観光の貢献」
チャリア・ニンシー (国立インドネシア教育大学 ケイタリング産業経営講座 調査コーディネーター)

14:45-15:00
休憩

研究発表:第2部
15:00-15:30
「奈良の食文化を対象とした観光への取組み」
片上 敏喜 (奈良女子大学 社会連携センター 特任助教)

15:30-16:00
「伝統食-遺産としてのインドネシア料理」
ウオロ・プリアティニ (国立インドネシア教育大学 ケイタリング産業経営講座 学術コーディネーター)

16:00-16:30
意見交換、総括

16:30-16:45
発表証明書贈呈式、両者挨拶

16:45
閉会

■ 問い合わせ先
奈良県立大学
奈良市船橋町10番地
0742-22-4978
general@narapu.ac.jp

以上

2011年12月22日木曜日

20120218@國學院大學渋谷キャンパス

宗教とツーリズム研究会 第13回研究会

■ 日時
2012年2月18日(土)13~18時半


■ 場所
國學院大學渋谷キャンパス学術メディアセンター棟5階・会議室06
http://www.kokugakuin.ac.jp/guide/access.html


■ 報告1
「死者が目的地を作る:「京都怪談夜バス」におけるモノのエージェンシーと心霊スポットの関係性をめぐって」

アンドレア・ディ・アントーニ 氏(日本学術振興会外国人特別研究員(京都大学人文科学研究所))

宗教とツーリズムの文脈においては「聖地」も含む目的地の「他者性」が注目されている。山中(2010)が提案する様に、様々なアクター達の間の相互作用による他者性の構築過程を検討することが重要である。また同様に「死・悲劇・災害に関する場所で見物する」と定義されている「ダークツーリズム」の研究文脈の中でも、「ダーク」な目的地が様々なアクター達の関係性の中で構築されることが指摘されている(Jamal and Lelo 2011)。このような問題意識の下、本発表では京都の「心霊スポット」を訪ねる「京都怪談夜バス」で2010~2011年に行った調査の際に収集したデータに基づき、死に関わる目的地としての心霊スポットに注目したい。ツーリスト、メーカー、そしてモノ(霊・墓地・池・本等)も含む様々なアクター間の相互作用によるエージェンシーのネットワークを検討し、目的地としての「心霊スポット」の構築過程を考察してみたい。


■ 報告2
「西部戦線戦跡ツアー:トレンチアート、墓地、記念碑の世界をめぐって」

田中雅一 氏(京都大学人文科学研究所)

本発表は、第一次世界大戦の激戦地で有名なベルギー西部のイープルを拠点とする西部戦線ツアーを扱う。第一次世界大戦で亡くなった多くのイギリス兵たちの遺体は、ひとりをのぞき本国に持ち帰ることが禁じられた。その結果、戦後多くのイギリス人遺族が西部戦線を訪れた。これがこの地の「ツアー」の始まりである。かつての戦場には手入れの行き届いた美しい墓地が点在し、激戦地には各国が競うようにして記念碑を建立する。西部戦線で遺族や観光客は何を見ているのか/見せられているのか。このような問いを通じて戦跡地の聖化やモノを通じての人々と戦跡地とのかかわりについて考えてみたい。


■ 報告3
「聖地はどのように観光地となるか:ブラジル世界救世教の聖地ガラピランガの場合」

松岡秀明 氏(淑徳大学)

聖地は、宗教的な権威や正統性が顕示されることが社会によって割り当てられた場所―フーコーの言葉を借りるなら「指定用地」(emplacement)― である。また、場合によっては宗教的実践を行なう指定用地でもある。一方、観光地は日常世界にまして美を鑑賞することが可能な指定用地である。本発表では、信者以外にも公開され近年エコツアーの対象ともなっているブラジル世界救世教の聖地ガラピランガの宗教的側面と観光地としての側面の関係を分析する。


■ その他
研究会終了後、渋谷駅周辺にて【懇親会】を予定。


■ 連絡先
okamoto@logos.tsukuba.ac.jp (岡本)

2011年12月9日金曜日

20120131@阪南大学淀屋橋サテライトキャンパス

日本観光研究学会 関西支部 第5回観光学研究部会


・日時
2012年1月31日(火)19:00~21:00

・場所
阪南大学淀屋橋サテライトキャンパス
〒541-0043
大阪府大阪市中央区高麗橋4-2-16
大阪朝日生命館6F

・講師
奈良県立大学 教授 遠藤英樹先生

・テーマ
「観光社会学の挑戦」

・参加費
無料

・参加申し込み
阪南大学 清水  shimizu@hannan-u.ac.jp

・申し込み締め切り
1月25日(水)

2011年10月5日水曜日

20111119@國學院大學

宗教とツーリズム研究会 第12回研究会

・日時
2011年11月19日(土)13時~18時
場所:國學院大學渋谷キャンパス学術メディアセンター棟5階・会議室06
(交通アクセス) http://www.kokugakuin.ac.jp/guide/access.html


・報告
【1】 神と共に歩く―台湾における媽祖進香とその展開―
鈴木洋平 氏(東京大学大学院総合文化研究科博士課程)

台湾では、漢人社会に有名な媽祖を祀る廟が各地に見られ、生誕月とされる
旧暦三月には進香などと呼ばれる廟から廟への参拝が行われる。進香は日本
統治時代以前より見られ、政治的・社会的状況の中で変化を続け、近年ではラ
イブカメラ中継などの新技術も積極的に取り入れ、今なお十万人余りの参加者
を集めるものもある。本発表では台中県の鎮瀾宮による媽祖進香を事例に、現
代台湾社会における進香が持つ民俗学的課題を検討したい。


【2】 「森の僧院」の挑戦―ミャンマーにおける「聖地化」をめぐるダイナミズム―
   藏本龍介 氏(東京大学大学院総合文化研究科博士課程)

1970年代以降、上座仏教徒社会では世俗から物理的に離れた場所で修行する
出家者が、それゆえに都市住民の人気の的となりヒト・モノ・カネを集積するという、
「聖人化」・「聖地化」と呼べるような現象が広くみられるようになった。その背景はな
にか。そして当事者である出家者はこうした「聖人化」・「聖地化」にどう対応している
のか。ミャンマー最大都市ヤンゴン郊外に建てられた「森の僧院」を事例として分析する。


【3】 亡命チベット人たちの“巡礼”―チベット高原とその外延をめぐって―
   別所裕介 氏(広島大学大学院国際協力研究科)

本発表では、前近代のチベット高原域における巡礼の無境界的な空間のひろがりを
踏まえたうえで、境界化された現在の中国領チベットを超出しようとする越境行為を、
①私的巡礼(日常と非日常)、②公的理由による巡礼(機構内巡礼)、③外延を超え
ていく巡礼(機構外巡礼)、という3つの仮説的移動様態の中に定位する。その上で、
③の越境行為が持つ現代的な意味を、前近代の「無境界空間」とのかかわりで捉え
ることを試みる。

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研究会終了後、渋谷駅周辺にて【懇親会】を予定しております。
是非、ご参加頂けますようお願い申し上げます。
ご不明な点などございましたら岡本(okamoto@logos.tsukuba.ac.jp)まで御連絡下さい。

2011年7月7日木曜日

20110723@奈良県立大学

第18回 観光と社会・文化の研究会

[日時]
2011年7月23日(土) 14:00~16:00

[場所]
奈良県立大学3号館1階会議室

[発表者]
奈良女子大学大学院人間文化研究科 博士研究員
鷲尾惟子(わしお ゆいこ)

[テーマ]
「新疆の観光事情と機能-民間芸能を主体とした同行ツアーの体験から-」

[概要]
 中国の新疆ウイグル自治区は、文化大革命、改革解放運動を経て、1980年代後半に外国人の入境が許可された地域である。
 同時期以降、シルクロード・ブームや、仏教遺跡発掘が本格化された事を契機に沙漠縦断ツアーや仏教遺跡観光を目的とした外国人観光客が増加し、1990年代には日本人観光客が最多となった。
 しかし、西部大開発や開発・発展の促進政策により、外国人観光客が関心とする観光地各所は、往来が便利となった反面、整備や近代化が成され、外国人観光者のニーズが遠ざか【以下、文字化け】
 さらに、2000年代に入り、当地は民族間の摩擦など不穏な状況が生じ、外国人観光客の数も激減した。この状況を補うため、当地の観光形態は次第にローカルな地域や小規模ながらも芸能や文化面を主体とした観光形態へと変化していく。しかし、こうした観光形態は当地域内で機能している都市と、未だ機能せずの都市に分かれている。
 本発表では、新しい観光形態の試みとして企画された同行ツアーにより、同行者となった発表者自らから見た、当地域の観光事情と形態の変化、日本人観光客のニーズと現地の観光政策とのギャップを、それぞれ旅行社・添乗員・参加者・現地ガイドのサイドを踏まえながら報告する。

[懇親会]
17~19時で近鉄奈良付近を予定しておりますので、ご都合がつきましたらぜひご参加ください。

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観光と社会・文化の研究会/事務局連絡先
kankou-shabunken@hotmail.co.jp
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2011年6月21日火曜日

20110716@國學院大學 渋谷キャンパス

宗教とツーリズム研究会 第11回研究会

【日時】
7月16日(土)13時30分~18時

【場所】
國學院大學渋谷キャンパス学術メディアセンター棟5階・会議室06
(交通アクセス) http://www.kokugakuin.ac.jp/guide/access.html

【発表題目・発表者】
(1)歓迎されざる「巡礼者」との共生:オルタナティヴ・スピリチュアリティの聖地、イギリスのグラストンベリーを事例として

河西瑛里子氏(日本学術振興会(国立民族学博物館))


(2)「聖地」構築を方向付ける力:インド「仏教聖地」における寺院管理を事例に

前島訓子氏(名古屋大学大学院環境学研究科博士後期課程)


※研究会終了後、「渋谷駅前」にて懇親会を予定。

【研究会blog】 http://d.hatena.ne.jp/religiontourism/
【問い合わせ先】religio.tourismo@gmail.com (岡本)

2011年2月28日月曜日

【中止になりました】20110319@國學院大學 渋谷キャンパス【中止になりました】

【中止になりました】

宗教とツーリズム研究会 第11回研究会

【日時】
2011年3月19日(土)13時30分~18時

【場所】
國學院大學渋谷キャンパス学術メディアセンター棟5階・会議室06
http://www.kokugakuin.ac.jp/guide/access.html

【発表題目・発表者】
1.仏教教団における四国遍路イメージ (仮)
―大正期真言宗機関紙『六大新報』を中心に―

栗田 英彦 氏(東北大学大学院文学研究科宗教学研究室)


2.死者消費 (仮)
―京都怪談夜バスにおける「他者性」の構築戦略と交渉プロセス―

アンドレア・デ・アントーニ 氏(京都大学人文科学研究所・外国人特別研究員)


研究会終了後、渋谷駅周辺にて懇親会を予定。