「観光と社会・文化の研究会」第11回研究発表会のお知らせ
下記のように研究会を開催しますのでお知らせいたします。事前のお申し込みは不要で、研究発表会後、同会場にて情報交換の場を設けます。研究者同士の交歓の場となればと存じます。皆さまのご参加をお待ちしております。
日時:2008年10月25日(土曜日) 14:00~16:00
場所:奈良県立大学 3号館1階会議室
発表者:宮本結佳氏(奈良女子大学大学院 人間文化研究科 博士後期課程)
論題:「現代アートを媒介とした文化景観創造の可能性」
要旨:
近年、現代アートを媒介とした町並み保全、地域づくりの取り組みが全国各地で広がっている。代表的な例としては、ベネッセコーポレーションが主導する形で地域の景観創造活動が実施されている香川県直島、行政などを中心にアートによるまちづくりが実施されている新潟県の越後妻有などがある。
各種メディアにおいても、このような取り組み(様々なプロジェクト・展覧会など)は頻繁に報道されている。しかしその際、地域住民・企業・行政といった多様なアクターの関わりは具体的な活動が報じられるにとどまっている。その関わりの内実及び変化の過程については調査に基づく分析が待たれるところである。
本報告では、香川県直島における一連の活動を事例として関わりの内実及び変化の過程を検討し、結果としてどのような文化景観が創造されていったのかを分析する。
そして、そこから現代アートを媒介とした文化景観創造の可能性を示していきたい。
※その後、近鉄奈良駅近辺へと場所を変えて、発表者を囲んで午後5時から2時間ほど、懇親会を予定しております。こちらも事前のお申し込みは不要です。どうぞ気軽にご参加ください。
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